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Anto Moccosashi
安島モッコ刺し
お知らせ
2024.10.3 11月30日より展示会「繋ぐ糸・つながる刺し子~二人のMomo展~」を旧森田銀行で開催します。
特設ページはこちら!
2024.10.3 教室案内を更新しました。2025年度・午後増設クラスの募集を開始しました!
【工芸ギャラリーの見学日時】
4月~11月 月曜日・金曜日・第一第三日曜日 14:00~16:00
※見学ご希望の方は、
事前に予約をお願いします↓
090-4324-8628(森岡まで)
北前船が運んできた安島の海女文化
モッコとは?
三国町安島の海女が昔、仕事の合間に行っていた刺し子。
物のない時代、主に夫の作業着や家の人のために・・・と、
保温や補強のために刺し子を施した。
後に女性が自分の着物に刺し子したものを「モッコ」と呼んだ。
戦後、物が豊かになり刺し子は手のかかるつらい仕事だったため途絶えていった。
モッコの特徴は?
他の刺し子と比べて、とても細かい縫目が特徴。
見た目もとても美しいが、何よりも布が補強され手に取るとずっしりとした重量感が感じられる。
保温・補強を考えて生み出された刺し方だろう。
安島の刺子に関する書籍の中に
「縫糸がまるでみみずばれのようになって盛り上がる。
日本でも最も細かい針目と言ってよいだけでなく、不思議な針目なのである。」という
一文があり、これが安島モッコ刺しの基本であり特徴だと知らされた。
現在8つの幾何学模様の刺し方がある。
【紋刺し・階段刺し・輪違い・クロカン・クル刺し・ヒシザシ・麻の葉・桐麻】
講師
安島モッコ刺しの復活には二人の女性の出会いがあった
森岡 千代子
1952年生まれ。約12年のドイツ滞在を終え2001年帰国後に選んだ場所が安島。
自身のアート活動以上に安島の自然や歴史に魅了され2016年自身の作品はじめ
安島の暮らしや手工芸品を紹介する
「工芸ギャラリー」を設立。
そこに展示した一点の古い着物。
びっちりと刺された刺し子の技術は戦後、絶滅。この技術を誰か復活できないものかと祈る思いでの展示だった。
そして現れたのが坂野上百恵。一人の女性の長年の熱い思いを一人の女性が
引き受けてくれた出会いだった。
坂野上 百恵
坂野上百恵1971年生まれ。
安島生まれの安島育ち。美容師を目指し自身の美容室「ボーベル」を開店。
傍ら独学で刺繍に取り組んでいたので2016年「工芸ギャラリー」で安島の刺子に出会い魅了され、その技術を研究、復活させる。
復活させた技術を「安島モッコ刺し」と名付け、更なる普及を目指し
「安島モッコの会」を立ち上げる。
会員の指導はじめ、古い着物から次々と技術を復活させている。
その手はまさに安島の海女のDNA!!
お問い合わせ
福井県坂井市三国町安島26-34
【工芸ギャラリー内】
090-4324-8628(担当:森岡)
9:00~17:00
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